保湿成分ヒアルロン酸の効果、正しい使い方とは?美容効果まとめ!
2018/11/20
肌は大まかに言うと3層でできており、その真ん中の層を「真皮」といいます。
真皮は、肌の弾力やハリを保つはたらきをしており、肌の土台と言われています。
真皮内にある毛細血管が栄養と酸素を肌のすみずみまで届ける事で健康な肌を作っており、
その真皮を構成する物質の一つが「ヒアルロン酸」です。
ムコ多糖類の一つで、粘り気のあるゼリー状の物質です。
水分を抱え込む形で蓄え、ヒアルロン酸1gで水6Lを保持できると言われている、保湿成分です。
細胞間に存在し、細胞同士がバラバラに移動しないようにくっつけている「結合組織」の主成分でもあります。
肌の詳しい構造については、こちらをどうぞ!
▼綺麗な肌にするには?意外と知らない肌の基礎知識まとめ!
基礎化粧品を選ぶ際、必ずといって良い程目にするヒアルロン酸。
そんなヒアルロン酸の正しい選び方、使い方について解説していきます!
ヒアルロン酸に期待される効果
肌に元々存在するヒアルロン酸は、セラミドなどの細胞間脂質と協力して肌の機能を維持しており、加齢と共に減少していきます。
ヒアルロン酸自身のはたらきとしては、
水分を抱え込む事で、弾力性やみずみずしさを保っています。
また、ヒアルロン酸がきちんとはたらくためには、
コラーゲンとエラスチン(共に真皮を構成する物質)との関連も見逃せません。
この3つはお互いが影響し合う事で、本来の力を発揮できるようになっています。
なぜなら
コラーゲンが不足すると、ヒアルロン酸を摂取しても、水分を肌にとどめておくことが難しくなり、
ヒアルロン酸が不足すると、体内のコラーゲンが変質することでエラスチンが減少し、肌のハリや弾力がなくなってしまうからです。
その為、ヒアルロン酸は、コラーゲンやエラスチンと一緒に摂取する事で、
水分をきちんと抱え込み、弾力性やみずみずしさを保ってくれる効果が期待できます。
ヒアルロン酸の注意点、選び方
たまに、「ヒアルロン酸が肌の奥まで浸透」と書かれている化粧水や美容液がありますが、
基本的に基礎化粧品に含まれているヒアルロン酸は分子が大きいので、肌に塗っても真皮までは届きません。
基礎化粧品に含まれているヒアルロン酸に期待すべきは、真皮のヒアルロン酸を補う事ではなく、
肌の一番外側にある角質層で、水分を抱え込み、蒸発を防いでくれるところにあります。
ただし、最近ではナノ化(分子を小さくしたもの)ヒアルロン酸など、様々な技術が開発されているので、
ヒアルロン酸配合化粧品を選ぶ際には、その化粧品会社の説明が理に適ったものかを考え、購入する必要があります。
肌の奥まで浸透する理由が明確にされていない商品の場合は、
角質層で肌の水分を維持してくれるんだな、と考えた方が良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
よく目にするヒアルロン酸。
効果を最大限引き出すためには、
●コラーゲンとエラスチンも一緒に摂取すること
基礎化粧品を選ぶ際には
●基本的には角質層での水分保持に期待できる
●肌の奥まで本当に浸透するのかは、各化粧品会社の説明を参考にする
必要があるという事です。
今後の美容の参考にしていただければと思います♪