美容知識まとめ

綺麗な肌にするには?意外と知らない綺麗な肌の基礎知識まとめ!

2017/04/06

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綺麗になりたい!と思った時に真っ先に磨きをかけようと思うのは「肌」ですよね。
素肌美人は女性の憧れです。

ですが、お肌は身体のどの部分よりも手強い相手と言っても過言ではありません。
皆さんも実感していると思いますが、がむしゃらに頑張るだけでは綺麗になれません。

お肌を綺麗にする為には、まずは「綺麗な肌とはどういったものか?」を知る事が大切です!

綺麗な肌=キメの細かい肌

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キメは肌表面にある網目模様の事です。
手の甲をよく見てみると、四角だったりひし形だったりの線が見えると思います。

この

溝(線)が「皮溝」(ひこう)
模様部分が「皮丘」(ひきゅう)
皮溝と皮丘の交差地点が「毛穴」

となっています。

正確には、手よりも顔の方が皮脂腺が大きいので、顔の毛穴の方が目立つ人が多いと思います。

この網目模様が規則正しく並んでおり
かつ細かい模様がたくさんある肌がよく言われるキメが整っている肌なのです。

何故、キメが整っている肌が綺麗な肌と言われるのかと言うと、
キメが整っていると、
肌に凹凸がなく、光の反射が綺麗に行われ、毛穴の輪郭が目立たなくなります。
結果、肌に艶やかさと透明感が出て、綺麗な肌になるのです。

つまり、


皮溝は細く深い事
皮丘は弾力性があり、ふっくらしている事
毛穴は広がっておらず目立たない事

が素肌美人の条件となっています。

肌のキメの細かさは遺伝で決まりますが、日本人は比較的外国人よりもキメの細かい肌をしています。
また、一般的に男性より女性の方がキメ細やかな肌をしています。

キメの細かさ自体は、遺伝で決まるので後天的にキメを細かくする事は今のところできませんが、

適切なケアをする事で、キメを整える事はできます。
先にも挙げましたが、日本人女性は元々キメは細かい方なので、
キメを整える事で、一般的に言われる美肌になる事はできるのです!
嬉しい限りですね♪

皮膚は3層でできている

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美肌になれるという事が分かったところで、皮膚の構造についてお話ししていきたいと思います。
皮膚は、大まかに分けて3層でできています。

表面から順に、


表皮
真皮
皮下組織

となっています。

スキンケアのメインとなるのは、上2層の、「表皮」と「真皮」です。

基本的なはたらきとしては、

表皮

外的刺激からの保護
水分が蒸発するのを防ぐ
うるおいを保つ

真皮

肌の弾力やハリを保つ

事です。

表皮と真皮は合わせても厚さ2mmほどになっています。
この薄さを知ると、肌をゴシゴシこすってはいけない、というのも納得できますね。

それぞれ、もっと詳しくみていきましょう。

表皮

表皮も「角層」と「角層以下」(有棘細胞、顆粒層細胞)で分かれています。
基底層で作られた細胞は、徐々に角層へと変わっていきます。これがいわゆるターンオーバーです。

角層

○0.02mm、約20-30%の水分を含んでいる
肌の保護をしている

有棘細胞、顆粒層細胞

○基底層で作られた細胞が角層になる為の準備場所

基底層

○角層以下の最下層
角層になる為の細胞を作り出す場所
○真皮との境目で、真皮を守っている(基底膜)

真皮

肌の弾力やハリを保ち、肌の土台と言われている真皮です。

はたらきとしては、真皮内にある毛細血管が栄養と酸素を肌のすみずみまで届けています。
内容として
「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」が挙げられます。

コラーゲン

○たんぱく質細胞
○真皮の中で水を除けば一番多い物質
弾力をキープし、シワやたるみを防いでいる
コラーゲンについて詳しくはこちら!

エラスチン

○コラーゲンをつなぐ繊維
○コラーゲンをつなぐことで、一緒にシワやたるみを防いでいる

ヒアルロン酸

○コラーゲンとエラスチンの間を埋め尽くすゼリー状の物質
水分維持力が高いのが特徴
ヒアルロン酸について詳しくはこちら!

表皮と真皮、どちらが大事か、という事ではなく、
表皮と真皮どちらとも健康な状態で、はじめて綺麗で健康な肌が生まれます。

表皮は生まれ変わるが、真皮は生まれ変わらない

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表皮の「各層以下」は、角層になるための準備場所です。
つまり、これが次々に入れ替わる(ターンオーバー)事で肌は生まれ変わっているのです。

基本的に健康な肌のターンオーバー期間は「28日間」と言われています。

ですが、年齢を重ねるごとにターンオーバーは遅くなってしまいます。
また、ターンオーバーがはやすぎると、まだ防御機能が完全でない表皮が外的刺激と戦う事となり、
結果的に綺麗な肌は保てなくなります。

ターンオーバーは、一定のサイクルを保つ事が大切です。

また、肌のうるおいを保つ「表皮」は生まれ変わりますが、
肌の土台である「真皮」は生まれ変わりません。
一度ダメージを受けてしまうと、完全には戻らなくなってしまうので、
はやい段階で、表皮を健康に保ち、真皮へのダメージを防ぐ事が大切です。

毎日のスキンケア

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一言で「スキンケア」といっても、肌質によって合う合わないがあります。
それでも、方法は様々と言えど、やるべき事は今までお話ししたように、
表皮と真皮を健康に保ち、ターンオーバーのサイクルを一定に保つ事です。

その為には毎日のスキンケアでやるべき事、注意すべき点を知っておく事が大切です。

クレンジング

油性のメイクを落とす為に必要
○クレンジングの油分でメイクを浮かす
界面活性剤が水と油分を結合させ洗い流しやすくする

この、油分と界面活性剤と水の配合比率により、クレンジングのタイプが変わります。

クレンジング剤のタイプは


シートクレンジング
オイルクレンジング
ジェルクレンジング
クリームクレンジング
ミルククレンジング

が代表的なものになります。
上に行く程、洗浄力が高く、肌への負担も高くなります。

ただし、洗浄力が弱い方がいいという事もなく、下に行く程洗浄力が弱いため、濃いメイクの場合洗い残しに注意が必要です。
また、中々落ちない為、肌を長時間擦る事で刺激を与え、肌への負担が高くなってしまうというマイナス点もあります。

最近はクリームタイプのクレンジングが、良いとされていますが、
一言で、○○クレンジングといっても、商品によってかなりのバラつきがあります。
普段の自分のメイクとの相性や、その他の添加物との相性で決める事が大切です。

洗顔

○水性の汚れを落とすことに特化している。
○角質、化粧残り、皮脂、ほこりを落とす

人によって合う合わないがありますが、基本的にはしっかりと汚れを落とせるものがベストです。

形状としては、

固形せっけん
洗顔フォーム
パウダー洗顔
泡で出てくるタイプ

が代表的なものになります。

基本的に、しっかりと泡立てる事が大切です。
そうなると、泡で出てくるタイプが良いのではないか?と思いがちですが、
強い界面活性剤を使用しているものもあり、肌への負担が大きくなりがちのため、肌への刺激を考えた場合は、
固形せっけんや洗顔フォームを自分で泡立てるのが良いとされています。

化粧水

肌を保湿して、キメを整えるために使われる
○成分の大半は水。
○残りの成分でうるおいを肌に留めている。


プレ化粧水
ニキビ用化粧水
保湿化粧水
美白化粧水
収れん化粧水

など、様々な種類があります。
その中でもさっぱりタイプやしっとりタイプなど種類は多岐に渡ります。

基本的なつけ方は、肌に刺激を与えないために、手のひらで優しく押し込むように馴染ませるようにします。

成分によって、肌荒れを起こす人もいるので、自分に合う成分、合わない成分をきちんと知っておく事が大切です。

よく言われているものだと、
アルコールで赤く荒れてしまうという人が多いです。
逆に、アルコールの殺菌作用で、ニキビが減ったという人もいます。
一長一短なので、自分の肌と相談しましょう!

美容液

○保湿成分や美白成分など特化的に有効成分が多く含まれたもののこと。


保湿美容液
美白美容液
アンチエイジング美容液

などそれぞれ明確に効果が謳われているものが多いです。
一滴、一滴が濃密な有効成分となっているため、小さめの容器で売られている事が多いです。
見た目だけだと割高に感じますが、成分的には、有効成分が化粧水の比ではないので、肌の健康のために取り入れる事がオススメです。

パック

○美容液と似た商品。


部分用パック
顔全体パック

などがあります。

パックも美容液のように、ニキビに効く、保湿効果が高い、など効果が明確に謳われているものが多いです。
使用時は、使用時間を守る事が大切です。
長くやれば良いというものではなく、使用時間を過ぎると、顔の水分をパックの方が奪ってしまうので注意が必要です。

保湿

油分を補うために使う
○油分を補うことで、肌を柔らかく滑らかにする


乳液
クリーム

の2種類に分かれます、
水分と油分のバランスの違いによって、乳液として売られていたり、クリームとして売られていたりします。

油分は、クリームの方が多いです。
油分を与える事で、肌が柔らかくなりますが、油分が多すぎるとニキビの原因にもなるので、肌の状態によって使いわけることが大切です。

日常で行うべきケア

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スキンケアは、朝と夜にするものですが、私たちが普段活動している時間帯でも美肌のために気を付けるべき事はたくさんあります。
この日常のケアをきちんと行う事で、肌荒れや、ターンオーバーの乱れを防ぐ事ができます。

UVケア

太陽光からの紫外線はシワ・シミ・たるみなど肌の老化をはやめます。

また、UVケアを怠ると、ダメージが真皮まで及ぶ危険性があります。
真皮へのダメージは、完全に元に戻す事が難しいので、紫外線を防ぐ事は美肌のためにはとても大切なのです。
若いから大丈夫、ではいけません。

UVケアは曇っている日でも毎日欠かさず行う事が大切です。
私たちが思っている以上に、紫外線は降り注いでいます。

美肌のためには、状況にあった日焼け止めを選び、使うようにしましょう。

UVは想像以上に怖い!美肌のために知っておきたい紫外線の知識まとめ!

日焼け止めの効果とは?知っておきたい日焼け止めの種類・選び方まとめ!

汗の処理

夏場などで大量の汗をかいた場合、汗が塩害となり、肌が荒れてしまいます。
汗をかいたら小まめにハンカチやガーゼで優しく拭く事が大切です。

この時、ゴシゴシこすってしまうと、汗で刺激を受けた肌が、それ以上に刺激を受け、荒れてしまうので注意が必要です。

できれば、濡れタオルで少し抑えてあげると、不要な塩分が吸収されます。
屋外にいる場合は、日焼け止めの塗り直しもするようにしましょう。

身体を冷やさない

身体が冷えると、血行や、水分の巡りが悪くなりあらゆる不調の原因となります。
肌の不調も例外ではありません。

循環が悪くなると、不要物が身体に長く留まる事になり、ニキビや、くすみの原因となります。
身体を温め、循環を良くする事で、健康な肌を保つ事ができます。

肌の悩み

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乾燥

肌に元々ある保湿成分が減る事によって乾燥が引き起こされます。
保湿成分が多く配合されている美容液などで、肌の保水力を高める事で、症状を改善する事ができます。

乾燥肌の原因まとめ記事

高保湿成分セラミド
保湿成分ヒアルロン酸
保湿成分コラーゲン

毛穴


詰まり毛穴
たるみ毛穴
開き毛穴

毛穴の状態によって対処の方法が異なります。
毛穴の大きさは肌のキメと同じく遺伝による影響が大きいです。
また、毛穴レスな肌を理想としている人が多いですが、毛穴が完璧になくなる事はありません。
肌のキメを整え、光の反射によっていかに毛穴を目立たなくさせるかが大事となります。

ニキビ

ニキビができる流れとしては、

○毛穴の角質が厚くなり、毛穴を塞ぐ。
○皮脂がつまりアクネ菌が繁殖。

という流れです。

ニキビの原因は、様々で、原因特定も難しいと言われています。
外的要因からホルモンバランスの乱れまでニキビの原因となります。

なので、自分がどういう時にニキビができやすいか?というのを観察する事が大切です。

普段から、
油分を控えたり、睡眠をたくさんとったりと、肌に良い生活習慣にする事である程度予防ができます。
ビタミンC誘導体でニキビができにくい肌を作る事もできます。

スキンケアだけでは、完全とは言えない

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スキンケアで綺麗にできるのは、表皮と真皮だけです。
表皮と真皮は合わせても2mm程度しかありません。

その2mmがとても大事ではあるのですが、やはり2mmのケアだけでは、足りません。
そのため、美肌のためには表皮と真皮のケアと共に、身体の内側を綺麗にする必要があります。

身体の内側から肌を綺麗にする

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身体の内側からのケアも方法は様々です。
代表的なのものとして、

睡眠
食事
飲み物
運動
入浴

が挙げられます。

また、上記のケアをし、基礎体温を上げて、免疫や血液、水分の循環を促す事が大切だとされています。

まとめ

いかがだったでしょうか?
女性なら誰しも憧れる素肌美人。

簡単なようで難しい事が多いと思います。

ですが、今回お話しした事を意識する事で今以上に綺麗なお肌を手にする事ができるのです!

今日から美肌への一歩を踏み出しましょう♪

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