美容知識まとめ

UVは想像以上に怖い!美肌のために知っておきたい紫外線の知識まとめ!

2017/04/06

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「Ultra Vioet(ウルトラ ヴァイオレット レイ)」の略で、
目には見えない光です。
日本では、紫外線と呼ばれています。

紫外線と聞くと、肌に悪いもの、というイメージが先行すると思いますが、
実は、殺菌消毒、ビタミンDの合成など、場所によっては有用な働きもしています。

ですが、やはり肌にとっては、取返しのつかないトラブルの原因である事が多いです。
美肌のためにも、紫外線の影響を知り、適切な対策をする事が大切です。

紫外線の種類と引き起こされる肌トラブル

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紫外線は、波長の長さ(一定周期で進む距離)によって3つに分かれています。

UVA

光老化を引き起こす(シミ、しわ、たるみ)

太陽光から届く紫外線の約9割が、この「UVA」です。
物質を透過しやすく、雲や窓ガラスの影響を受けにくいため、部屋の中や曇りの日など、
紫外線の影響を感じにくい場面でも注意が必要です。

透過力(浸透力)が高いため、肌内部(真皮)のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など、
肌の弾力を保つ細胞にダメージを与え、肌の老化を促進させます。

肌が赤くなったりなどの、急激な変化はありませんが、真皮に蓄積的なダメージを与えます。
また、真皮へ及んだダメージは、どんなにケアをしても、今のところ完全に回復させる手段は見つかっていません。

真皮について詳しく知りたい方は、
こちらの記事「綺麗な肌にするには?意外と知らない肌の基礎知識まとめ!」を参考にしてください。

すでにできているメラニン色素を酸化させ、肌を黒くさせる作用もあり、
知らず知らずのうちに綺麗な肌を壊していく存在だと言えます。

UVB

日焼け、しみを引き起こす

太陽光から届く紫外線の約1割が、この「UVB」です。

基本的には、大気層で吸収されますが、一部は地表にまで届きます。
UVAと違い、透過力は低いので、直射日光に当たらなければある程度防げます。
また、傷ついたら戻らない「真皮層」まで届くこともあまりなく、
主に肌としては表皮へのダメージが大きいのも特徴です。

ただし、肌への作用が強く、短時間浴びるだけでも、

肌が赤くなる「サンバーン」(日焼けによる炎症)
肌が黒くなる「サンタン」(色素沈着)

を引き起こします。
夏場の海などで、肌が真っ赤になったり、水膨れになったりするのはこのUVBの影響によるものです。

光老化への影響はUVAの方が深刻そうに思えますが、
UVBは健康面で、重大な疾患を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
人体へ与える影響はUVAの600~1000倍近いと言われています。
肌の表皮細胞だけでなく、DNAも傷つけるなど、生体への影響力がとても強いのです。

海や、炎天下でのレジャーでは、SPFが高い日焼け止めを塗り、UVBの影響を弱める事は必須といっても過言じゃありません。

UVC

紫外線の中で最も強力

基本的にはオゾン層で吸収され、地表には届かない紫外線です。
ですが、現在オゾン層の破壊が問題視されているため、
今後、対策が必要となる可能性もゼロとは言えません。

紫外線対策は一年中必要

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紫外線対策というと、皆さん夏場や、炎天下、海などを思い浮かべると思いますが、
対策が必要なレベルで、紫外線は季節、天候を問わず、1年中降り注いでいます。

紫外線量が1年で最も多いのは、

真夏(7月~8月)
晴れの日
午前10時~14時頃

です。

ですが、紫外線量は、春頃から多くなり、
5月頃には、真夏と同じレベルの紫外線が降り注いでいるのです。

紫外線対策をしている人が少なくなる冬でも、夏の半分程の紫外線が降り注いでいます。

くもりでも半分以上の紫外線が透過している事を考えると、
冬晴れの日の紫外線量は、真夏の曇りの日と同レベルの紫外線が降り注いでいるとも言えます。

UVAは透過力が高く、くもりでも雲を通り抜けて肌老化を促進させます。

美肌を保つ為には、1年中、状況に合った紫外線対策を行う必要があるという事に他なりません。

ちなみに、紫外線対策は日焼け止めを使う事が効果的とされています。

中には「日焼け止めは肌に負担がかかるから」と日傘のみを使用している方もいますが、
日傘のみだと、空気中で広がって地表に届く「散乱光」により、紫外線の影響を受けてしまいます。

万全な対策をするのであれば、
日焼け止めを塗った上で、日傘やUVカットの上着を着るなど、紫外線を浴びない工夫が必要になります。

日焼け止めでのUV対策

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日焼け止めを選ぶ際は、使用するシーンによって使い分ける事が大切です。

SPFは「UVB」の防止効果
PAは「UVA」の防止効果

を、示しています。

いつでも、数値の高いものを使えば良い、というわけではないので注意が必要です。

数値が高いものはそれだけ肌に負担がかかってしまうので、
使い分けをする事が健康な肌を保つための秘訣と言えるでしょう。

SPF10前後/PA+

散歩、買い物、通勤通学、在宅時など、日常生活であまり日を浴びない時に使用

SPF10~30/PA++

屋外での軽いスポーツなど

SPF30~50+/PA+++

炎天下、マリンスポーツ、高地での活動など

SPF50+/PA++++

非常に紫外線の強い場所、または紫外線に特別過敏な人など

という具合に、日焼け止めを使い分ける事が大切です。
また、日焼け止めの効果は1日中続くわけではないので、汗をかいたり、タオルで拭いたりした場合は、小まめに塗りなおすようにしましょう!

日焼け止めについてもっと詳しく知りたい方はこちら!↓
日焼け止めの効果とは?知っておきたい日焼け止めの種類・選び方まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか?
紫外線対策は、日々の積み重ねが大切になってきます。

10年後、20年後も綺麗な肌でいるために、今日から万全の紫外線対策を行っていきましょう!

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